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1. イントロダクション
1.1
このマニュアルでは、スポーツ・カイロプラクティックの分野で活動を行なっていく
上で、重要となるいくつかの原則を紹介しようと思う。世界の地域で他のドクターや
FICSの局員とともに活動する時の国際スポーツ大会でのカイロプラクティック治療の
規定に対するチームアプローチの潤滑な運営における援助や、スポーツ・カイロプラ
クターにとっての倫理の規定を行ないたいと思う。
FICS国際スポーツチーム・オリエンテーション・コースは、このガイドの内容に従
う。そして、その講議のテキストと考えられてもよい。一人一人のドクターが、オ
フィスの外で活動する際にこのガイドラインに従えば、一般に対してカイロプラク
ティックは、よく組織化され倫理的にも正しい業種だと映るだろう。これらの概念
は、有能なDC達に対して、FICS会員に与えられるスポーツ・イベントで選手にカイロ
プラクティック治療をする機会が平等に与えることに基づいている
1.2 要約
スーパー・スポーツカイロプラクターになってもらいたい。これは、以下の事を示す
:時間を守る、信念を貫く、常に平静を保つ、忠実である、清潔である、うまく着こ
なす、誠実である、ポジティブである、安全である、法を守る、他人を尊重する、金
銭に対して常識を持つ、飲食をコントロールする、性的立場を尊重する、チームの一
員となる、メディカル・チーム全体を誇り高いものにする、FICSを誇り高いものにす
る、コミニュケーションをうまくとる、FICSチームの一員となる。
2. 参加への適用
2.1.1 スポーツ・カイロプラクティック・チーム
FICSのチームは、少なくとも以下のものから構成されなければならない:
・実行委員長(局員が好ましい)
・局員またはFICS外交使節(実行委員長であるかもしれない)
・通訳(必要/可能である場合、FICSのメンバー)
・計画に必要な事項を十分に満たす正会員
FICS準会員も活動に参加することが可能である。派遣される正会員一人に対して、準
会員の適応は一人をこえないようにする。
もし可能であれば、少なくとも一人の局員がそれぞれの派遣に入るべきである。そう
でない場合、局員は実行委員長とFICS外交使節の地位に適用される。
上記の理由により、FICS局員の資料に最新の記録を維持するための会員の利益とな
る。記録更新の信任状を財務長と会長に送る。
2.1.2. スポーツ医療チーム
医療監督は、スポーツ医療チームの全ての側面を管理しなければならない。スポーツ
医療チームは、スポーツ医療における様々な健康医療業務者によって構成される。こ
れらはすなわち、カイロプラクター、救急処置につての豊富な知識を持った医師、整
形外科医、一般医、足専門医、看護婦、理学療法師、スポーツ・トレーナー、救急医
療技術師、スポーツ心理学者、マッサージ師である。これらのスポーツ医療チームの
メンバーは、それぞれの業種における正規のライセンスを取得し、損害賠償保険に加
入している必要がある。
2.2 人選の基準
FICSは、全てのメンバーのネットワーク・データベースの管理を行なう。ネットワー
ク・データベースは、スポーツチームに対する臨床ドクターの人選を行なう際の基準
となる。
1. 入会申込書受付の日付け
2. イベントの場所と適切なライセンス
3. スポーツカイロプラクティックでの過去の経験
4. FICSでの地位:理事、議員、正会員
5. 言語の能力
6. 過去のスポーツの経験
7. 過去の大会で行なった治療のレベル
8. CCSP
9. 過去のイベントで示されたプロとしての姿勢のレベル
10. 他の健康医療業務者と協力的に働く態度
11. DACBSP(スポーツ学位プログラム)への参加
3. 準備
3.1 ビザ
多くの国々では、ビザが必要となる。代表者のためのビザは、全て国際コミッショ
ナー、または局員の責任において管理される。FICSの代表として旅行をする時、個人
で取得したビザが通用しない場合いくつかの理由がある
個人の安全:世界のある特定の地域では、特定の人種が受け入れられないことがあ
る。しかし、認知された国際連盟によって派遣される国際的な学位者の派遣は、その
ような規制の対象外となる。どのようなイベントでも、FICSの方針としては、FICSの
会員はビザに宗教を示さないことになっている。もし宗教的な情報が要求される場合
でも、例えばアメリカ人またはイタリア人などの様に、ただ国籍のみを示すようにす
る。
継続される国際的な認知:FICSを真の国際連盟と認める大使館は、我々の世界的な認
識を高める。
労働の制限:多くの国では、ボランティアであったとしても、観光ビザでの労働を制
限している。FICSは、国際スポーツ大会に招待されている場合、この制限から除外さ
れる。個人で自分のビザをとった場合、大会から締め出され、さらに旅行者としての
地位を危うくするかもしれない。そこで「労働」、「治療」、「講議」などの言葉を
使ってはならない。
3.2 ワクチン
ある国から別の国へ移動する場合、自分の主治医や大使館とワクチン接種の必要があ
るか話し合っておく必要がある。
4. 旅行の手配
実行委員長は、その計画のためのすべての旅行の手配の責任がある。責任は実行委員
長にあるが、計画がスムーズに運営され機能するために、局員も責任を負う。
一般的に企画に参加する全てのメンバーは、可能な限りいつでもどこでも行動を共に
するべきである。明白だが、世界の周辺地域から来ているメンバーは、共に目的地に
移動することができない。しかし、できるだけ同じ時に目的地に到着するべきであ
る。
もし誰かがワンランク上の航空券を買ったり、アップグレードすることができる場
合、一人で航空機内にいないようにするべきである。または、全てのメンバーにその
ような特典がもたらされるように配慮するべきである。チームは、エコノミークラス
を使う。
大会の会場を離れる時は、局員はできるだけビジネスクラス、またはファーストクラ
スを用いるべきである。なぜならば、大会役員は、ファーストクラスやビジネスクラ
スに乗っているからだ。最後の印象が大切である。
メンバーは、出発の72時間前と24時間前にそれぞれ予約の確認をする。この時、確認
番号を入手しておくことが大切である。実行委員長、または実行委員長補佐や局本部
は、自宅/オフィスの電話/FAX番号、住所、そして出発の予定を把握しておくべき
である。
4.1 荷物
自分の荷物は、自分で運ばなければならない。キャスター付きのかばんやカートかば
んは、使い勝手がよい。特にポータブル・テーブルや治療の備品を運ぶ場合はそうで
ある。荷物の紛失を考慮し、常に着替えや生活に必要な道具は機内に持ち込む。もし
電気製品を持ち込む必要がある場合は、適切な変圧器を持っていくことが勧められ
る。明るい色のキャンパス・ストラップは、かばんを分かりやすくしたり、盗難防止
となったりする。言うまでもないが、自分で自分のかばんや道具には名札をつけてお
かなければならない。さらに、かばんの中の全てのものに、かばんが壊れた場合に備
え、名前をつけておかなければならない。名札には航空便名、住所も書き込んでお
く。盗難にあいやすくなるため、かばんに「医療チーム」と書いておくのはよくな
い。
ほとんどの便で、荷物が破損した場合の保障は、一人の旅行者に対して$750しかな
い。しかし、多くの保険会社は必要以上の保険を売り付けようとするだろう。そのよ
うな場合、保険会社のマネージャーに様々な質問をするとよい。なぜならば、そのよ
うな保険はあまり売られることがなく、マネージャー自身ほとんど知識がないことが
多いからだ。ヒント:大きなビニールのゴミ袋は、荷物を雨や泥から守る。
それぞれの派遣者は、1ページの履歴書のコピーを3つとっておく。
4.3 目的地への到着
チームのメンバーは、大会が開催される都市での宿泊先の名前、住所、電話番号を
持っておくべきである。そして、会議の場所や時間は確認されているべきである。計
画されていない実行委員長との面会も考慮されておくべきである。
飛行機に乗り損ねた場合、参加者は自宅へ連絡し、新しい計画を立てなければならな
い。実行委員長は、参加者が予定の12時間を超えても到着しない場合、連絡をとらな
ければならない。到着の遅れた参加者は、実行委員長に電話代を支払わなければなら
ない。
4.4 移動手段
到着した時、その大会のために交通手段が手配されているかどうか確認をとる。多く
の場合、プロの大会では、参加する役員のために事前に旅行の計画が立てられてい
る。役員のための移動手段が用意されていない大会では、タクシーが使われる。事前
に料金の確認を行なっておくべきである。料金メーターのついているタクシーが好ま
れる。マークのない認可を受けていないタクシーや、ガイドを申し出るタクシーには
気をつける。言語に問題がある場合、その国の公用語でカードに目的地を書き運転手
に渡す。
もし目的地に車で行こうと計画している場合、出発前に国際免許を取得し、同時に保
険の確認をしておく。
4.5 旅行者保険
これはもしもの場合、よい計画となる。滞在している国で保険を掛けなければならな
い。大会に付属している医療団体に対する優れたサービスを受けた経験がある。ある
地域では、セブンス・デイ・アドバンテストが病院を管理し、他の地域では赤十字に
よって病院が運営されている。保険の契約書は、自分で携帯しておくことを勧める。
5. 身だしなみ
全ての派遣メンバーは以下の服装の決まりを守る。
5.1 日中の服装
1. 大会の日には、FICSのシャツを着る
2. スラックス、または適切な長さのスカート(ジーンズは許可されない)
3. 医療/カイロプラクティック監督の指示がない限り、ショートパンツ、タンク
トップ、Tシャツは避ける
4. 適切な靴:例えば、新しいランニング・シューズや革靴など;サンダルは避ける
;カウボーイブーツは不快さのために一般的には避けられるべきである
5. チーム・トラック・スーツ
6. 実行委員長は服装を変えるように指示するかもしれない
7. シャワーを浴びる場合の薄いバスローブや、カバー・アップ
8. 選手村に滞在する場合は、バスタオル
5.2 夜間の服装
1. FICSのネクタイ
2.プロフェッショナルとしてみなされる適切な服装
3. 濃い/軽いブルーのブレザー
4. 左の襟にFICSのピン
5. FICSのワッペン(理事会員)
6. 国旗のピンは右の襟に
7. ルーズなスポーツ・コート、ディスコ・ウエアやパンク・スタイルなどは避けら
れるべきである。通常でない奇妙な服装は避けられるべきである(例. ピトン・ブー
ツなど)
5.3 装飾品
最小限にされるべきである。派手な装飾品を持ってくるべきではない。特に、贅沢な
金の貴金属類はもちろんである。特に大会が発展途上国である場合は、このことを忠
実に守る。
5.4 女性のドクターが特に気をつける事
服装は派手でないように心掛ける。シースルーや体の線をあらわにする様な服装はさ
ける。特に、イスラム教やカトリック教圏内の多くの国々では、女性は髪、肩、膝を
隠さなければならないことがある。
5.5 眼鏡/コンタクトレンズ
二組持参しておくことを勧める。
5.6 洗濯
グループで行なわれるのが好ましい。不適切だと思われるものは持ち込まない。高価
なブランドの服は、泥棒に盗まれる危険性を高める。普通の服を勧める。
6. 衛生管理
6.1 髪の毛
頭髪は、清潔に保たれなければならない。男性は、きれいにひげを剃るか、ひげの手
入れをしっかり行なう。女性は清潔に、そして清楚に髪型を整える。男性は、毎日ひ
げを剃らなければならない。
6.2 香水(ひげ剃り後のローション)
ひげ剃り後のローションや香水は、使われるべきではない。しかし、とても匂いが軽
い場合は、例外である。
6.3 喫煙
グループで食事をする席上では、煙草を吸うべきではない。また、一般的に喫煙の習
慣を人に見せるべきではない。なぜならば、自然療法のドクターが煙草を吸うのは、
よい印象を与えないからだ。全ての部屋は、全ての参加者から賛同が得られなけれ
ば、禁煙となる。
6.4 部屋と荷物の管理
全ての派遣メンバーは、自分の部屋を清潔に整理整頓しておく義務がある。清潔な部
屋を散らかしていては、客人を部屋に招いて話し合いや治療を行なうことができなく
なる。また、部屋を共有する人の旅行での楽しみを、不要に奪ってしまう。
6.5 個人的余暇
常に分別ある行動をとる。性的な行動は慎むべきである。選手や患者との性的な交わ
りは特に禁止される。
7. 写真撮影
初日にはあまりたくさんの写真を撮らない方がよい。人々に写真をお願いする前に、
プロフェッショナルとしての尊敬を得てから撮るのがよい。一般的に、国内でフィル
ムを買うよりも、自分の国で買って行った方が安い。
写真は、派遣のメンバーによって撮られるべきである。実行委員長は、派遣の好適な
フォトグラファーを任命すべきである。しかし、全てのメンバーは、FICSの局員から
大会のセレモニー、患者を治療している様子の撮影のためのフィルムを渡されておく
べきである。旅行の際に、会場以外で撮った写真も歓迎される。他の派遣員は、その
ような写真の焼き増しを購入することができる。
制限された区域では写真を撮ってはいけない。さもなければ、フィルムやカメラは没
収となり、罰せられるかもしれない。
FICSの許可によって撮影されたビデオテープは、プロによってコピーされ、その一部
は局員に無料で提供される。もし大会で写真をとったら、写真に映っている他の会員
にも、写真を見せてあげて欲しい。FICS認定の大会でビデオテープ撮影をすることは
許されない。なぜならば、FICSの許可なしに商用で売られることがあるからだ。全て
のメンバーが写真撮影を好んでいるわけではないが、写真撮影を好む人は、他の人達
の尊厳を考慮すべきである。
派遣のメンバーは、セレモニーや競技の間にフィールドに入ろうとする場合、特に気
をつけなければならない。許可がある場合でも、細心の注意をはらわなければならな
い。ほとんどの試合は、特別なジャーナリスト資格が与えられており、どのような種
類であれ、ジャーナリスト以外が写真を撮ることを禁じられている区域が設けられて
いる。ある区域では、このルールを守られなかった場合、罰せられることがある。そ
のような状況が発生した場合、FICSとFICS局員はそれに関与しない。ある空港では、
X線による荷物検査を行なう場合がある。この場合、撮影を終了したフィルムは全て
自分で持っておく方が好ましい。そして、フィルムを持ち運ぶために、鉛のホイルを
買っておくことがより安全となる。レンズのクリーニング・キットと大きな買い物袋
を用意しておくことがよいだろう。
8. 必要となる道具
それぞれのメンバーは、自分の道具の管理は自分で責任をおう。特別な道具で旅行の
際、持ち込みが許されるものは、以下のものである:
1. ポータブルのカイロプラクティック・テーブルとフェイスペーパー
2. SOTブロック
3. 鎮痛クリームとマッサージ・クリーム
4. クライオセラピー・スプレー(国際線では持ち込んではいけない)
5. テープ、プレラップ、テーピングのためのスプレー
6. ポータブル治療器具(他のスポーツ医療チームのメンバーにも使われるものでな
ければならない。そして同時に、環境汚染に対するコントロールがなされているもの
でなければならない)
7. 救急治療キット、クロスコンタミネーション道具
8. 水のボトル
9. 手袋
禁止されるものは以下の通りである(事前に承諾が得られている場合は除く):針、
ハーブ薬品、プロトモーフォジェン、分泌腺、縫合器具、薬(個人的な使用を除く)
質問がある場合には、実行委員長に尋ねる。荷物に加えておくとよいものは、大きな
ゴミ袋だ。これは必ず持っていった方がよい。その中に所持品を入れておけば、雨の
日に所持品を濡らさずにすむ。またガムテープも役に立つ。
9. メイディア/広告&名刺
9.1 メディア
指示されない場合、実行委員長、メディカル/カイロプラクティックの監督、または
認定の情報局員のみが、メディアに接する。我々の目的は、国際的な協会であること
をプロモーションすることである。それ以外は誰もメディアのインタビューや広告に
対して、誇大な表現となる発言をしてはならない。アスリートのパフォーマンスの向
上や怪我からの回復は、ヘルスケアチーム全体の成果としてもたらされ、一人のドク
ターからもたらされるわけではない。一人のドクターが、選手のメダルを持ったり、
首にかけたりしている写真が撮られてはならない。アスリートがメダルを勝ち取った
のであり、ドクターが勝ち取ったのではない。メディアに対するエチケットを侵した
場合、直ちに大会での参加資格をはく奪され、大会への参加を除外される。
メディアに対して、選手のコンディションについて話されてはならない。
9.2 広告/名刺
実行委員長の許可証なしに広告を配ってはならない。また、個人的な名刺を渡しては
ならない。出発に前もって局員によって認可/準備されたFICSの名刺を持参するべき
である。
デビット・チャップマンスミスの発行するカイロプラクティック・レポートは、FICS
の遠征地で公認の配付物である。
10. 金銭的な要求
1日につき最低$100を準備をする。選手村に宿泊できない場合、ホテルに宿泊しなけ
ればならないので、より多くの金額が必要となるかもしれない。アメリカ・ドルが換
金に適しているだろう。$20札が最も便利である。$100札は受け入れられない場合
が多い。
10.1 トラベラーズチェック
国際的に認知されたアメリカン・エキスプレスやバークレー銀行のチェックが望まし
い。現金は必要最小限にしておくべきだ。
10.2 クレジット・カード
AMEX、マスターカード、ビザが受け入れられない地域がある。前もってそれを確認し
ておくこと。
10.3 換金
ある国々では、持ち込む現金を全て申告しなければならない。このような地域では、
換金をしたい場合、常にパスポートと一緒に書式を提出しなければならない。このよ
うな規則がある場合、換金は所定の銀行や特別な場所でしか行なうことができない。
また、このような場合、その国の通貨を再び自国の通貨に換金し直すことはできな
い。だから、このことを確認し、国境では必要な金額だけ換金するように心掛ける。
10.4 換金率
公式な換金率は、いわゆるブラックマーケットの換金率よりもずっと低い。しばしば
外貨として持ち込まれた通貨は、正規の換金率の倍のレートで取り引きされる。しか
し、国外で投獄される恐れがあるので、これは勧められない。FICSは通貨の違反で投
獄された場合、援助することができない。気をつけること。
11. 目的地への到着
FICSのドクターは、イベントのオリエンテーションの前日に目的地に到着すること。
FICSのオリエンテーションが終わった後に、招待されたドクターは承認を示すバッチ
を受け取りに行く。以前のこのオリエンテーションをうけたことのあるドクターの
み、このオリエンテーションの終了後に到着することが許される。
到着が遅れオリエンテーションに参加できなかったドクターは、「正会員」ト仕手と
ろくされるが、機能的には準会員として参加することしかできない。このような処置
を受ける場合、この期間中に遅れたことに対する罰金をはらわなければならない。こ
れは常に効力がある規則で、乗り継ぎ等、その他いかなる理由によっても許されるこ
とはない。もしイベントの最後までに、その責務から免れた場合、オリエンテーショ
ンの単位は実行委員長の推薦によりFICSの理事に登録される。
12. 宿泊地
12.1 ホテルと選手村
イベントでの宿泊施設は、近代的な施設から原始的な施設まで様々である。もしラフ
な宿泊施設で構わないのならば、選手村が適当だろう。通常このような施設は大学の
寮である。めったにエアコンが備え付けられていない。網戸や蚊に対する装備もな
い。通常、共同のシャワー室がそれぞれの施設に1つ、または他のビルにある。部屋
は、通常2人から10人で共有する。しかし、もしアスリートと共に滞在すれば、彼
らとより深い信頼関係を築くことができるだろう。
12.2 公衆衛生の問題
ここでは、いくつかのコメントをしておきたい。まず近代的な水道施設を発展途上国
で期待してはいけない。もし第三世界へ行く場合、自分で充分なトイレットペーパー
を準備しておくことを勧める。多くの施設では何もない。ある文化圏で左手を食事に
使い、握手の際に決して手を差し伸べないのは、このためである。
他人に使われたくなければ、自分のバッグやタオルを洗面室に残しておかない。
13. 責務
13.1 実行委員長の責務
実行委員長は、イベントの会場、旅行の全期間中におけるFICS派遣団の行動を監督す
る権限を有する。
実行委員長の判断により、違反をおかしたドクターの資格の剥奪や、それらのドク
ターが競技会場で参加者と接触することを禁ずることができる。このような場合、実
行委員長はレポートを作成し、違反のあった24時間以内に局員に提出する。
実行委員長は、職務の詳細を統括し、派遣団の規模や個人的な要求にしたがって、職
務の作成を行なう権限を有する。
実行委員長は、海外にいる間、局員や外交使節として任命されている人がいない場
合、政治的な接触をする際の全ての責任を有する。このような場合、実行委員長は、
個人的な約束に合わせ職務の詳細を変更する。
実行委員長は、派遣団に外交使節や局員が含まれていない場合、選手、コーチ、アス
レチックトレーナー、チームドクター、その他の役員にカイロプラクティック治療を
行なう。高官の治療は外交使節や局員に紹介する。
実行委員長は、局員や外交使節がいない場合、滞在地でのメンバーの職務や政治的な
接触の一時中止の権限を有する。しかし、局員や外交使節は倫理規定を破った場合、
電話または他の適切な手段によって、レポートを次の局員に対して作成する。実行委
員長は、競技会場では、特定の人物に委任状を作成し、実行委員長として働いている
間は、それ以外の文書を作成しない。
13.2 FICSのドクターの責務、全ての派遣団員
全ての派遣団員は、できるだけスムースに調和をとりながら共に行動しなければなら
ない。ある場合では、緊張感が高まるため忍耐とお互いの尊敬が必要となる。FICSの
メンバーは、外国に滞在中の24時間中、第一にFICSの大使として、そして次に国の代
表として責任をになう。
無意識のうちに述べられる民族的な冗談や表現方法は、そのメンバーの一生を台なし
にしてしまうかもしれない。そのような発言をした場合、直ちに派遣団から排除さ
れ、資格を抹消される。同じことが金銭に対する卑しい態度、自分の家族の裕福さに
ついてのコメントに関しても言える。これは会員全ての安全のために行なわれること
である。人に自分がどのくらい収入をあげているか言いふらしてはいけない。
派遣団員は全員、実行委員長の指揮のもと行動する。もし何らかの理由で派遣団が退
去するように通告された場合、すみやかに退去する。実行委員長の決断が最終決定と
なる。
13.3 FICS正会員
海外で職務についているFICS正会員は、最善のカイロプラクティック・サービスを提
供しなければならない。これはオリエンテーションで承認されたテクニックでなけれ
ばならない。
正会員は、選手、コーチ、アスレチックト・レーナーのみしか治療してはならない。
治療しようとした人がチーム・ドクターや競技の役人である場合、実行委員長、局員
や派遣大使に紹介を行なわなければならない。会員は、名刺や他のカイロプラク
ティックや自分自身の情報を示す広告等を実行委員長の許可なく手渡すことはできな
い。
13.4 準会員
大会に参加する場合、準会員はFICS正会員として登録される。準会員はもし派遣団に
参加する特権が与えられた場合、機能的に正会員ではないが、旅行の間ずっとチーム
と共に行動する。準会員は、名刺や他のカイロプラクティックや自分自身の情報を示
す広告等を実行委員長の許可なく手渡すことはできない。
14. 緊急時の治療
14.1 緊急時の治療の目標
第一に患者を落ち着かせ、BLS(ベーシック・ライフ・サポート)を行なう。FICSの
チームメンバーは、全員CPRの資格をもっていなければならない。救急治療の資格を
もっている会員は、大会で生命に危険を及ぼす外傷をおった患者のプライマリー・ド
クターである。救急車が到着すると、患者は速やかに救護室や救急治療室に運ばれ
る。生命徴候、病歴、施した治療を含む患者についてにデータをまとめ、それを彼ら
に渡す。彼らの作業を邪魔してはならない。彼らはプロであり、これは彼らの仕事で
ある。速やかに仕事を引き継ぐこと。選手が退院した後に治療を行なうことができ
る。もし選手が自分のチームに属している場合、選手に同行する。
14.2 AIDS
全ての切開外傷は、注意して扱うこと(手袋を着用)。
14.3 高官
高位の役員が、実行委員長、局員、または外交使節以外に援助を求めた場合、以下の
規則が適応される:
チーム・アプローチ
1. この状況を適切に処理できる役員を探す。
2. 誰も見当たらず、その状況が医学的な緊急時でなければ、高位の役員に対して援
助をする責務を与えられた役職がいることを告げ、直ちに連絡する。
3. もし医学的な緊急状態である場合、病院へ到達するまでの救急処置を行ない、救
急斑の援護を要求する。
4. 上記のいずれの状況でも、その状況が処理された後、筆記でレポートを作成し、
実行委員長、または適切な役員に提出する。
5. 時間の都合で、立ち会った役員が援助を求めた高官に事後の訪問をできない場合
は、外交使節がその代わりに訪問の都合をとる。
15. 治療テクニック
15.1 治療
実行委員長の許可がなければ、許可証をもった選手、コーチ、役員しか治療を行なえ
ない。選手のための治療は、試合前、試合中、試合後に行なわれる。治療内容は、矯
正、ストレッチ、テーピング、軟部組織への治療である。アスリートの主訴や怪我は
多岐にわたる。責務は、病歴の聴取、治療を含める。
ドクターの仕事は、選手をできるだけ安全に適切な方法で試合に復帰させることであ
る。もし、選手が試合を続行することができないと判断された場合は、選手にそのこ
とを告げる前に、実行委員長やコーチにそのことを伝え、それについて話し合う。実
行委員長の許可なしに、ドクターは選手を試合会場から退場させることはできない。
実行委員長に選出されたFICSの正会員、または監督スタッフが治療を行なう。選手が
特定のスタッフを要求しない限り、最も近くにいるスタッフに誘導される。
それぞれのFICSのドクターは、治療した選手の記録をつける。治療を行なう前に、選
手の訴えを起こしている場所の理学検査を行なう。治療の記録用紙は提供される。記
録した用紙を実行委員長に提出する。
15.2 テクニック
FICSの派遣団が使うテクニックは、CCE認可のカイロプラクティック大学で教えられ
ているテクニックとする。
派遣団のメンバーに知られていないテクニックやCCE認可のカイロプラクティック大
学で受け入れられていないテクニックは、実行委員長によって正会員に紹介される
か、疑問となるテクニックの使用を実行委員長が認めない限りは、使用を許可されな
い。
特に特殊な知識を持ち合わせている人々の中では、ある1人のメンバーがその様な禁
止されているテクニックを使うことが、職業全体の立場を落とすことは明白である。
これは共有/成長するとてもよい機会だ。チームのメンバーと互いを思い遣り、協調
して行動して欲しい。エゴはしまい、チーム全体を頼り、第三者の意見を求めて欲し
い。
16. 記録
実行委員長は、正式な記録用紙を提供する。
これが基本的な形式である。これは全てのドクターによって適切に使われなければな
らない。
結果報告が勧められる。結果を整理するスタッフが必要になるかもしれない。
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